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1960's Florsheim kenmoor(1968年製フローシャイム ケンムール)を購入

もうしばらく革靴を購入するのはやめておこう・・・
そう決めたはずだったのに。

また、買ってしまいました。
今回購入したのは1968年製と思われるFlorsheim Imperial kenmoor。

すでにkenmoorは持っていますが・・・(過去の購入記事
製造年が違うから正確に言うと同じではないのでセーフでしょうw


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外側まで張り出したVクリート。

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1960年代製のケンムール・・・というかアメリカ靴全般にいえることとして、
1970年代前半~中盤以降のものより1960年代前後のモノの方が出来が一段上だという。
一段上というより1970年前後を境にアメリカ靴の品質が徐々に低下していった・・・といったほうが良いのか。

一番の理由はアメリカ経済の停滞・スタグフレーションであろう。
景気悪化の波が靴メーカーの経営に影響を与え、
コストダウン、品質低下を受け入れざるを得なかったのだろうと。
重厚な革靴が流行らなくなり、お手軽なスニーカーへ・・・という流行の変化もあったり。
などなどと、1960年代製の靴は良い!とネット上の知識では何となく把握しておりましたが、
いざ現物を手に取ってみると・・・

お、おう・・・これは素晴らしい

何が違うってまず革の手触りが違う。
すでに所有している1980年製のケンムールに比べ、
革が非常に柔らかく、弾力がある。かつ見た目の厚みも分厚い。
細部のディティールにも妙に立体感がある。

分かりやすく比較写真。
上が1968年製ケンムール。
下が1980年製ケンムール。

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上が1968年製ケンムール。
下が1980年製ケンムール。

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パーフォレーション部に注目していただくとわかりますが、
1980年製はのっぺりしているのに比べ、1968年製はボコンと凹凸があり立体的に見える。
どうやって縫ってるんだろうこれ。
さらに1968年製の異常に細かいステッチワークも目を引きます。
ここまでしなくてもw

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左が1968年製ケンムール。
右が1980年製ケンムール。


誤解なきよう言っておきますが、1980年製も文句なしに良い靴ですよ!
1960年代製はそれ以上に良いという話です。
それにしても、良いなあケンムール。大事に履いていきましょう。

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